パラスポーツ最高峰を目指す姿を追いかける最前線レポート--Next Stage--企画・取材:MA SPORTS

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2018年6月29日

世界のトップアスリートが集結!
2018ジャパンパラ陸上競技大会

7月7~8日の2日間、「World Para Athletics公認2018ジャパンパラ陸上競技大会」が正田醤油スタジアム群馬で開かれる。今年は国内選手のほか、走幅跳の世界記録保持者である義足のジャンパー、マルクス・レーム(ドイツ)ら、4人の海外招待選手が参戦。ハイレベルなパフォーマンスを、ぜひ間近で体感しよう。

リオパラリンピック銀メダリストの佐藤友祈。今大会も活躍が期待される=第28回日本パラ陸上競技選手権大会(写真:植原義晴)

リオパラメダリストの佐藤、辻らが出場!

日本人選手で注目が集まるのが、リオパラリンピックのメダリストたち。車いすT52クラスでは男子400m、1500mの銀メダリスト、佐藤友祈(GROP SINCERITE WORLD-AC)がエントリー。佐藤は2017年世界パラ陸上競技選手権大会(世界選手権)で同種目で二冠を達成するなど好調を維持している。また、切断などT47クラスの辻沙絵(日本体育大)もこの世界選手権の女子400mでリオ大会に続いて銅メダルを手にしており、今大会もそのスピード感あふれる走りに期待がかかる。

また、切断などT64クラスの女子走幅跳でリオ大会4位、世界選手権銅メダルの中西麻耶(うちのう整形外科)、上肢障がいF46クラスの男子やり投の日本記録保持者で世界選手権5位の山﨑晃裕(順天堂大)がどこまで記録に迫れるか、見逃せない。

パラアスリート界のスーパーヒーロー、レーム参上!

T64クラスの男子走幅跳の世界王者である右脚義足のマルクス・レーム(ドイツ)が、ついに日本の大会に登場。2015年の世界選手権で樹立した8m40の世界記録は、ロンドン五輪の優勝記録(8m31)をも上回っており、「五輪の金メダルに一番近いパラリピアン」と世界を驚かせた。

レームはリオ大会で、ライバルのロナルド・ハートッグ(オランダ)に1m近い差をつける8m21をマークし、パラリンピック2連覇を達成。リオ五輪の金メダル記録(8m38)には届かなかったが、5位に相当する大ジャンプだった。また、レームは4×100mリレー(T42-47)でも金メダルを獲得。まさに、パラ陸上界を象徴するアスリートとして、世界を牽引している。今大会ではどんなパフォーマンスを見せてくれるか、注目が集まる。

また、大腿切断などのT63クラスの男子走幅跳には、リオ大会金メダルのハインリッヒ・ポポフ(ドイツ)、銅メダルのダニエル・ワグナー・ヨルゲンセン(デンマーク)がそろってエントリーする。これまで彼らは何度も互いの世界記録を塗り替える熾烈なトップ争いを繰り広げており、その世界屈指のライバル対決の再現は必見だ。

同じくT63 クラスの女子走幅跳では、リオ大会で銀メダルを獲得したマルティナ・カイローニ(イタリア)が出場。そのリオ大会、そして世界選手権でもメダル争いを繰り広げた前川楓(チームKAITEKI)との勝負が楽しみだ。

パラスポーツ体験にチャレンジしてみよう

会場ではパラスポーツ体験会を開催

大会期間中、会場では日本障がい者スポーツ協会の主催で、競技用義足の装着やレーサー(競技用車いす)体験、パラリンピックスポーツの体験プログラムなどが行われる。選手が使用する用具の奥深さやスピード感を体感すれば、観戦もより楽しめるはず。この機会にぜひ、パラスポーツに触れてみよう。

競技開始は両日とも午前10時から。7日は100m、400m、1500m、10000m、4×100mリレー、4×100mユニバーサルリレー、三段跳、走高跳、円盤投、砲丸投、8日は200m、800m、1500m、5000m、走幅跳、やり投、こん棒投が実施される予定。

入場無料。また、大会期間中は、JR前橋駅から会場の正田醤油スタジアム群馬まで無料シャトルバスが運行される。

■大会情報はこちら⇒http://www.jsad.or.jp/japanpara/athletics/

(MA SPORTS)