近年、地方へ移住する方も増えてきている中、自然に囲まれながら快適に暮らしたいと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そんな方におすすめしたい移住先が、岩手県にある久慈市です。久慈市は、朝ドラ「あまちゃん」のロケ地になったことで有名な場所で、1年を問わず過ごしやすい環境となっています。
そこでこの記事では、そんな岩手県久慈市の魅力や移住する方法、さらには久慈市で暮らす先輩移住者たちの声もまとめて解説していきます。
移住に少しでも興味のある方、「久慈市ってどんな所?」と疑問に思っている方はぜひ参考にしてみてくださいね!
岩手県久慈市で暮らす3つの魅力
まず初めに、岩手県久慈市への移住を考えている方、移住先に迷っている方向けに久慈市の魅力を3つ解説していきます。
- 久慈市は夏でも涼しくて住みやすい
- 美味しい海産物がたくさんある
- 一軒家に住みたい方向けの魅力的な補助金制度がある
それぞれ順番に確認していきましょう!
久慈市は夏でも涼しくて住みやすい
岩手県久慈市の魅力の1つは、「夏でも涼しくて住みやすい」という点です。
久慈市は、夏場の平均気温が21.9℃と涼しいため、蒸し暑い日が少ないと言われています。実際に、岩手県内陸部にある盛岡市の気候と比較しても、夏は涼しく、冬は暖かいことが分かりました。
久慈市 | 盛岡市 | |
---|---|---|
年間の平均気温 | 11.0℃ | 11.2℃ |
8月の最高気温 | 26.1℃ | 28.4℃ |
1月の最低気温 | -4.7℃ | -5.2℃ |
このように、久慈市は1年を通して過ごしやすい環境となっており、特に暑さが苦手な人にはおすすめの移住先だと言えますよ!
美味しい海産物がたくさんある
2つ目の久慈市の魅力は、「美味しい海産物がたくさんある」という点です。
久慈市は、世界三大漁場とも呼ばれる三陸沖に面している地域です。親潮と黒潮がぶつかる潮目では、高品質な海藻やウニ、アワビなどが育まれています。
そして、久慈市ではそんな海産物を安価で手に入れることができます。特に、獲れたてのウニは市内外から圧倒的な人気を誇っており、旬である7月から9月にかけては多くの方が久慈市に訪れるほどです。
美味しい海産物を新鮮なうちに食べられるのは、沖合にある久慈市ならではの魅力だと言えますよ!
一軒家に住みたい方向けの魅力的な補助金制度がある
3つ目の久慈市の魅力は、「一軒家に住みたい方向けの魅力手金補助金制度がある」という点です。
久慈市では、移住者向けに様々な支援制度が用意されています。中でも、持ち家が欲しい方に向けた補助金制度は、他の市町村と比べてもかなりお得な制度です。
具体的には、中古住宅を取得・改修する際にかかる費用の一部に補助金が交付され、最大65万円の支援を受けることができるようになっています。
さらに、一軒家でなくとも2万円以上の家賃がかかる賃貸で生活する際は、毎月1万円の補助金を受け取ることも可能です。
このように、久慈市では移住・定住がしやすい制度が整えられています。なお、久慈市には空き家バンク制度もあるので、一軒家を持ちたい方はそちらも確認するようにしてみてくださいね!
岩手県久慈市での暮らし情報
ここからは、久慈市に移住した後に気になる「仕事」と「住まい」の情報を詳しく紹介していきます。
それぞれ順番に確認していきましょう!
【仕事】求人情報が豊富!40歳未満のUIターン者には奨励金も支給している
現在、久慈市では正社員の求人が300件以上掲載されています。
仕事内容を見てみると、製造業・保育業・造船業・裁縫業など数多くの業種で募集があり、豊富な選択肢が用意されています。
また、車で通勤できる場合は久慈市以外でも働くことができるため、それを考慮すればより仕事の選択肢は広がるでしょう。
なお、久慈市では、40歳未満のUIターン者を対象とした奨励金制度が用意されています。市内で就職した場合は10万円の奨励金を受け取ることができるので、制度を活用したい方はぜひ久慈市内でお仕事を探してみてくださいね!
【住まい】家賃相場は約6万円!1LDK以上の物件が多い
大手賃貸サイトで久慈市の物件を見てみると、約30件ほどの物件が紹介されていました。賃貸情報は少ないですが、どの物件もかなりの好条件がそろっているため、条件で困るといったことは少なそうです。
なお、久慈市の賃貸物件は広さは1LDK以上、家賃は53,000円から63,000円程度となっていました。駅も近く、市街地に建てられている物件がほとんどなので、快適に生活することができるでしょう。
岩手県久慈市で暮らす移住者の口コミ・評判
ここまで久慈市の魅力について紹介してきましたが、実際に移住してきた方たちは久慈市に対してどのような印象を持っているのでしょうか?
ここからは、実際に久慈市に移住した先輩移住者のリアルな評判について確認していきましょう。
20代女性(埼玉→久慈市)
東北ということもあって、冬はかなりの積雪量を覚悟していましたが、久慈市は思っていたよりも少なくて安心しました。ただ、東京に比べればかなり寒いので、寒さが苦手な人には不向きかなと思います。
独自アンケート
30代男性(東京→久慈市)
久慈市の方はみんなまじめで穏やかな印象です。ちょっとシャイな人も多いですが、飲み屋などでお話しするうちに仲良くなることができました。
独自アンケート
20代男性(大阪→久慈市)
暑いのが苦手だったので、夏でも涼しい久慈市に移住しました。空気が綺麗で、夜は星を見ることもできるのが嬉しいです。
独自アンケート
このように、移住した方の多くは自然環境の良さはもちろん、久慈市で暮らしている方々の雰囲気が良い点に魅力を感じていることが分かりました。
久慈市の環境、地元の人々についてもっと詳しく知りたい方は、ぜひ下記で説明するようなイベントに参加してみてくださいね!
岩手県久慈市へ移住するためのステップ
ここからは、実際に久慈市へ移住するために必要なステップについて解説していきます。
- 移住説明会に参加する
- お試し暮らし住宅を活用する
- 地域おこし協力隊へ応募してみる
それぞれ順番に確認していきましょう!
移住説明会に参加する
1つ目のステップは、「移住説明会に参加する」ことです。
岩手県は、定期的に各自治体への移住相談会を開催しています。久慈市もその相談会に参加しているため、まずはそちらに参加して情報を集めましょう!
なお、相談会はオフラインとオンラインの両方で開催されています。どちらに参加しても問題ないので、久慈市の公式サイトから参加する日程を選んでくださいね。
お試し暮らし住宅を活用する
2つ目のステップは、「お試し暮らし住宅を活用する」ことです。
相談会で久慈市への移住に関する情報を集めたら、実際に久慈市での暮らしを体験してみるのが良いでしょう。
久慈市では、最長2週間利用できる「お試し暮らし住宅」を提供しています。利用できるのは5月から10月までで、1泊当たり2,000円で滞在することが可能です。
住宅は、生活するのに必要な家電などが一通りそろっているため、実際に久慈市での暮らしを体験することができます。
なお、お試し暮らし住宅は久慈市役所への問い合わせが必要です。まずは気軽に申し込んで、空き状況を確認してみてくださいね。
地域おこし協力隊へ応募してみる
3つ目のステップは、「地域おこし協力隊へ応募してみる」ことです。
久慈市では、農林水産業・観光・市街地活性化など地域の発展にかかわる「地域おこし協力隊」を随時募集しています。
特定の職種だけでなく、多くの方が応募しやすい条件となっているので、久慈市での企業等を考えている方はぜひ1度参加してみてはいかがでしょうか。
岩手県久慈市の移住に関するQ&A
ここでは、久慈市への移住に関してよく聞かれる質問をまとめてみました。久慈市への移住に不安や疑問点がある方はぜひ参考にしてみてくださいね。
久慈市移住支援に関する情報を教えてください。
久慈市では、移住者を対象とした住居の支援が充実しています。
具体的には、市内の空き家の紹介、物件の購入費やリフォーム代、家賃などを一部負担してくれるサービスがあり、そちらを利用することで久慈市への移住がより楽になりますよ。
この他にも、久慈市は子育てや福祉に関する支援が充実しています。特に、第3子以降の保育料が無料になったり、医療費の助成制度があったりなど、子育て世代にも嬉しい支援制度が整っていますよ。
久慈市に移住すると補助金はもらえますか?
はい、久慈市では家賃や物件のリフォーム代などをはじめとした様々な補助金をもらうことが可能です。
例を挙げると、Kターン若者雇用拡大奨励金や新卒者雇用支援奨励金といった就職に関する補助金や、店舗の賃貸料の一部を負担してくれる起業支援といったものがあります。
この他にも、数多くの補助金制度があるので、興味のある方はぜひ久慈市の市役所に問い合わせてみてくださいね!
「久慈市に移住して良かった」と感じるポイントはどんな所ですか?
久慈市に移住した方の多くは、美味しい海や山の幸、過ごしやすい気候をメリットとして挙げています。
久慈市は岩手県内陸部である盛岡市と比べても夏が涼しく、冬は暖かい気候です。東京などに比べると積雪量は多いですが、「思っていたより少なくて安心した」との声もあり、全体的に快適な環境だと言えますよ。
また、久慈市は沿岸にあるものの、移動が不便というわけでもありません。病院などへのアクセスも良いため、そういった点でも「久慈市に移住して良かった」と考える方も多くいらっしゃいました。
まとめ
ここまで久慈市の魅力や移住に関する情報をお伝えしてきましたが、興味を持っていただけたでしょうか?
久慈市への移住に関しては、岩手県が定期開催している移住相談会で、職員の方が詳しく紹介したり、疑問点を解決してくれたりします。
なお、久慈市に興味がある方はぜひ「k-turn@city.kuji.iwate.jp」まで気軽に問い合わせてみてください。また、久慈市への移住を迷っている方も、四季折々のイベントを通じて久慈市の魅力に触れてみてくださいね!